中一光学 Speedmaster 50mm f0.95のZマウント版を入手しました。

中華メーカーなのでf0.95の大口径ながら比較的安価で手に入るため以前から気になっていました。

大口径レンズを選ぶときに重視しているのが”開放描写が実用的かどうか”ですが、

まったく心配無用でした。

最近のZレンズのような色収差がバッチリ抑え込まれたものであったり、逆光に強いなんてことはまったく無いのですが、

こういうレンズなのでそのあたりはいい味として我慢できるレベルです。

一番の決め手は開放中距離でのピントピークの描写がこの価格では考えられないほど優秀だったことです。

これにより、10m近辺の被写体だけを浮かせた中判写真のような描写が可能です。

pentax67 105mm f2.4にはボケ味や解像度は及びませんがなかなかいい立体感ではないでしょうか。

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レンズ外観ですが、金属外観なので写真で見るより実物は思ったよりも高級感がありカッコいいです。

ただ、レビューでピントリングが滑らかという声をよく目にしますが、個体差なのか、決まった位置で少し

油圧が重くなるような感覚があったりと(気になるほどではありませんが)極上ではありません。

(中古で購入したものだからかな?もし自分のレンズはそんなこと無いよという声あったらお聞かせください)

ピントリングはめちゃくちゃ回転角が深いので、0.95の浅いピントでも追い込みが楽です。

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また、気になっていたZ6とマニュアルフォーカスレンズの相性については全く心配無用でした。

電子接点が無いのでZ6へは50mmのレンズという情報が伝わらないため、手動で設定を入れておく必要があります。

たとえば35mmのマニュアルフォーカスレンズ(電子接点なし)との付け替え時には設定画面から35mmの登録を

呼び出す必要あるようです。私のように所有する電子接点なしレンズが一本であれば設定切り替えは不要です。

そしてこの50mm認識をさせることで手ブレ補正も効くようになります。

また、レンズ装着時にモードが絞り優先でもマニュアルモードとなり、ピントピーキングも自動で有効になります。

動画撮影に関してもあまり早い被写体でなければ意外とマニュアルもイケるなと感じました。

たとえばピントピーキングを使えば地面のどの位置にピントがあっているかわかるので目安がつけやすく

あらためてミラーレス+マニュアルレンズの相性の良さを実感しました。

重量が770gあるのでずっしりと重いですが、それでもスナップには持ち出したいと思わせてくれるレンズ。

コスパいいので悩んでる人は考えてみてもいいと思います。